日本放射線腫瘍学会 小線源治療部会
第19回学術大会 当番世話人 長谷川正俊
(奈良県立医科大学 医学部 放射線腫瘍医学講座)
平成29年5月26日(金)~27日(土)、新緑が映える奈良公園に隣接した奈良県文化会館において、日本放射線腫瘍学会、小線源治療部会、第19回学術大会を開催させていただくことになりました。会場からは鹿が歩いているのが見え、興福寺、東大寺、春日大社などがすべて徒歩圏内にあります。さらに西暦710年の平城京誕生(平城遷都)から既に1300余年の歳月が流れた平城宮跡も比較的近く、悠久の歴史の舞台での学術大会開催になります。
近年、画像誘導小線源治療(IGBT)が急速に発展、普及しつつあり、多くの施設において、治療計画が二次元から三次元に移行しつつあります。しかし、施設間の差はまだ大きく、標準化やガイドラインの普及が直近の重要な課題となっています。一方で、種々の症例における個別化も非常に重要です。少数の限られた施設でしか実施できていない治療もありますので、IGBTのさらなる発展と普及が期待されています。
このような現状を踏まえて、今回のテーマは「IGBTの発展と標準化、個別化」とさせていただきました。テーマに沿った教育講演、ワークショップ、シンポジウム、セミナー、要望演題等を企画していますので、多数の演題をご応募いただければと存じます。
いにしえの都で開催される学術大会にぜひご出席いただき、日頃の成果について、ご発表、ご討論いただくとともに、1300年の歴史にも触れていただければ幸いです。